「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」。ゲームに詳しくなくてもこのゲームタイトルを一度は耳にしたことがある人も多いはず。ピーク時は社会現象も巻き起こしたくらいのキラータイトルです( ゚Д゚)
男爵くらいの年齢の人だと、一度は学校で授業中の暇な時に、ノートにスライムなんか書いてみたりしたこともあるでしょう(笑)
そんな超メジャータイトルを世に生み出した”スクウェア・エニックス(スクエニ)”ですが、意外にもスマホ(モバイル)ゲームの世界では苦戦している模様…。
今回はそんなお話。
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2024年はスクエニのモバイルゲーム離れが加速
少しコチラをご覧ください。
- 「ドラゴンクエストモンスターズスーパーライト」 2024年1/31サービス終了
- 「ディシディアファイナルファンタジー オペラオムニア」 〃2/29サービス終了
- 「鋼の錬金術師 モバイル」 〃3/29サービス終了
- 「ドラゴンクエストチャンピオンズ」 〃7/30サービス終了
- 「ドラゴンクエストけしケシ」 〃7/31サービス終了
他にもあるのですが、男爵が自分で遊んでいたゲームだけでこの終了ラッシュです^^;
鋼の錬金術師もそうですが、ドラクエやFFと関係のないゲームも入れるともっと増えるはずです。
上記の作品の内、3タイトルに至っては3年持たずに終了で、~チャンピオンズに至っては1年ちょっとで終了に踏み切っています。
ディシディア~と~スーパーライトに関しては約7年、約10年と長年に渡って運営されていましたので、スマホゲームとしての役目は果たしたと言えるのかもしれません。
~チャンピオンズは男爵もリリース初日からプレイしましたが、すぐに(あ、このゲームはすぐ終わるな…)って思っていたので不思議はないのですが、なぜ家庭用ゲーム機であれほど人気のキラータイトルを基にして作られたスマホ用ゲームが、すぐにプレイヤーに見放されるのか…?
遊んでいる人達からしたら分かりそうなんですけど、とてもシンプルな理由がそこにはあります。
課金ありきのゲームシステムにうんざり
もう色々と述べるより、最もわかりやすい理由がコレです(笑)
いや、課金システムはいいんですよ、運営を続けていくために全プレイヤーが完全無料でサービス継続していくのは無理でしょうから…。
かく言う男爵も「ブロスタ」にはシーズンが変わる度にシーズンパス分だけ本アカもサブアカも課金してますし…。
ただね、スクエニさん….やりすぎです^^;
他のゲームだって課金はあります。パズドラにしてもモンストにしても。
でもね、もう一度言いますけど、スクエニさん….やりすぎです^^;
最高レア以外が空気のシステム
大体どんなゲームでも武器なりキャラなりでのガチャがあります。
☆1~☆5くらいまでかな。ゲームによってガチャの名称やレアを表す表示は変わりますけど、基本的には最高レアになればなるほど排出されにくい確率になっています、これは当たり前。
ただ、スクエニのゲームはその最高レアとその他のレアとの性能の差があり過ぎで、更にその最高レアも何体も重ねないと強くなれなかったりするので、最高レアを1体出ても、そのゲームを続ければ続けるほど、次第に喜びも薄くなっていきます。
それが結構頻繁なスパンで更新されて新キャラ、新武器が登場します(笑)
他の上手な見せ方をする運営のゲームは、最高レアを1体でも引ければ、しばらくの間はそのキャラなどを使ってストレスなくゲームを楽しめます。
使っていくうちに自然と愛着も沸きますし、その後のイベントやシーズンなどでもその愛着が沸いたキャラや武器を使って楽しんでゲームを続けていけます。
スクエニのゲームの多くは、せっかくの最高レアのキャラなどを引き当てても、次のイベントにはまた別の最高レアキャラがシレっと登場して、更にそのキャラがいないとイベントの楽しさが半分になったり攻略できなかったり…。
しかもそのキャラを何体か引き当てて合成なり融合なり、言い方は違いますがとにかく同キャラを引き当てないと活躍もしにくく、嬉しさ、楽しさも半減してしまいます。
イベントの度に新しいキャラなどを出すのは正解だと思います。
どの時期からゲームを始めてもその時々の新キャラを引いて遊ぶ楽しみがありますから♪
スクエニゲームは最高レアのキャラでさえ扱いが課金させる気満々で、課金したとて同キャラを何体も引き当てられるかどうかは微妙ですし、そもそも微課金だと無課金と差も出ない程度なので、ゲームを楽しく続けるには重課金アリ気になってしまいます。
更に他のプレイヤーと対戦するモードがあったりすると、どうやっても重課金者との差は永遠に埋まりません(>_<)
そうなってくると、ゲームのシステム、ストーリー、展開なんかを楽しむというよりは、いかに最高レアを出すかのガチャゲームになっていって、必然的に最高レア以外のキャラ、武器なんかは空気と化して、見向きもされなくなっていきます。
ガチャ重視になると起こること
ガチャを回すことに意識が全部持っていかれると、当然ガチャを回せない、課金できないプレイヤーは少しずつそのゲームから離れていきます。
当然です。
少ないチャンスの中でガチャを回したけど、最高レアが出ない⇒ガチャを回す為にログインしたりストーリーのクリア報酬を取りに行く⇒また少ないチャンスでガチャを回す⇒最高レアは出ない、出ても重ねられない⇒少しずつガチャを回すチャンスもなくなってくる⇒新キャラはどんどん増えていく⇒次第にログインだけするだけになる⇒最終ログインすらしなくなる⇒アンインストールして別のゲームへ……
この流れははっきり言って必然です、必然!
なぜなら、ガチャを回すだけのゲームになっているからです!!
大人の男爵でも課金には二の足を踏むんです。
それを子供や学生のユーザーが嬉々として課金を続けると思いますか??
スクエニの少しずれているのが、どうしてもドラクエやFFが好きな男爵のようなおっさんやおばさんからの課金を重視していることです。
いや、何度もいいますけど課金自体は特に悪いシステムじゃありません。むしろ課金するかしないかをユーザーが選べるので、そこは個人個人の考え方として良システムだといえます。
ただ、昨今のブームを作ったりするのは基本的に男爵なんかよりももっと若い世代の方達です。
その世代の人たちに対して”重課金者大歓迎♪”を前面に押し出していては、絶対に長続きしません。他にもスマホゲームなんて星の数ほどありますし^^;
キャラに愛着が沸かない内に離脱してしまうので、どれだけキャラを新しく増やしても無意味なんですよ、ほんとに。
決して安くないですからね、ガチャも。
スクエニのサービス終了ゲームに対して思うこと
どのユーザーも、多かれ少なかれある程度の時間を消費してゲームを遊んでいるわけですから、本当は継続して遊びたいですし、課金のあるなしに関わらず、遊んでいる時くらいは楽しみたいですよね?
男爵が個人的に遊んでいて、今回こういったサービス終了になるゲームで感じた残念なトコロを少しお話します。
「鋼の錬金術師 モバイル」

まず「鋼の錬金術師 モバイル」に対してですが……非常に惜しい作品だと思います、個人的に。
アニメとはいえ、あれだけのグラフィックでサクサク動いて、作戦や配置を考えて楽しめるゲーム、男爵はすごく好きでした。妻が原作が好きなこともあって、夫婦で遊んでましたからね、男爵。
ただ、残念なことに最初のガチャからすでに不穏な空気が….。肝心の主人公キャラが最高レアに入らず(笑)
最初からキャラの出し惜しみかよって思うのと同時に、お馴染みの最高レアをダブらせて重複させまくらないと強くできない凶悪システム。それも1体や2体の同キャラ合わせじゃ全然足りません。大げさではなく、最高レアの同キャラを5体、6体重複させてもまだ育てきることはできません( ゚Д゚)
これも運営側からすると、主人公キャラを出し惜しみしたかったのかどうかは男爵はわかりませんけど、連載が終わっている作品のゲームを作るのに、最初から主人公をガチャに出さないというのはリスクが高いと思います。
オープニングからシナリオからオリジナルストーリーから、全て主人公がしっかりといるのにガチャには最高レアとして登場しないという…。最高レアじゃないレアとしてはいてましたが。
作品の全てを知らなくても、メインのキャラは知っている、というくらいのライトユーザーなんかからすると、メインのキャラがいてないガチャを最初に持ってこられてもそこまで惹かれません。
ゲームが落ち着いてガチャも引けなくなってきてから出てきても、もう何度も引けませんからね^^;
そして前にも書きましたが、リリース半年にしてもう過去のイベントを使い回し。真冬に真夏の水着キャラの復刻(笑)
季節の変化がある1年くらいは新しいイベントやキャラを作ろうよって思うと同時に、ぶっちゃけ半年の時点で男爵はこのゲーム、運営側はもうネタないんかな?って思いました。
ただ、「鋼の錬金術師」ってことは一旦ナシにしてもらって、正直あのデザインやシステムでガチャだけ考えてもらって、別のオリジナルゲームを作ってもらったら、男爵はとりあえずダウンロードすると思います。あの恐ろしい最高レアの重ねシステムならパスしますが^^;
「ドラゴンクエスト けしケシ」

このゲームも夫婦で遊んでいました、なんなら娘も一時遊んでいました。
このゲームの最大の欠点は、ガチャの渋さもですが、ゲームそのもののシステムに大いに問題がありました。
画面上で同じ絵柄を指でフリックさせて動かして、合わせて消していく、よくあるシステムのパズルゲーム。
絵柄は消しゴム化した可愛らしいドラクエのモンスターやキャラですし、各キャラにドラクエ固有の技があったりして他の似たパズルゲームとの差別化にも成功していました。
最初から言われていたことですが、自キャラが技を使用して盤面を消した時、どれだけ連鎖が続いたとしても、敵モンスターに技が当たっていなかったり、敵にダメージを与えていないと点数に全くならないという極悪仕様。
ただでさえ画面上に見えているキャラの配置が意地悪なステージも多く、画面の右上に敵がいるとして、下のほうでどれだけ技や連鎖が続いても1点たりとも点数は増えません(笑)
ひたすらその右上の敵1体に何かしらの連鎖か技が当たる状態になるまで、延々と無駄に盤面を消していく作業が続きます。
パズルゲームとしての爽快感が半減してしまうシステムで、凄い連鎖もド派手な技も特に意味がない状態が結構あったりします。
それだけがこのゲームの寿命を縮めたとは思いませんが、ユーザー離れの何割かは間違いなくこういったゲームシステムの改善されない運営へのアンサーだったと思います。
かなり初期の段階から言われていましたからね、このパズルゲームにとって致命的なシステムは…。男爵が遊んでいた期間では一向に改善されませんでしたが^^;
「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」

そしてわずか1年で終了となったこのゲーム。
最初から長くは続かない気配がプンプンでしたが、やはりサービス終了。
流行りのフォートナイトのようなシステムで、50人(1チーム3体パーティー)がフィールドに散らばって、最後の1チームになるまでバトルを続けるのがメインのバトルシステム。
これは最初、フォートナイトが好きな息子と一緒に男爵は遊んでいました。
ドラクエらしく、職業によって技や武器が色々とあってそれなりの”らしさ”はありましたが…単純に面白くなかったです、個人的には。
まずドラクエの”売り”の一つでもある職業云々より、ガチャで最高レアの武器を手に入れないことには勝てないシステム、そしてこのゲームのキモでもあるバトル自体にもそこまでの爽快感はなくて、重課金者に無課金者が非情にも狩られ続ける….国民的人気ゲームの「ドラクエ」とは思えないような殺伐とした世界(笑)
乱入などのシステム自体はいいのですが、フィールド上である程度パーティーの強さが見た目で分かりますので、無課金で遊ぶライトユーザーは、重課金者に狩られる展開が非常に多いです。
子供と楽しく遊んでいても、可哀そうにストレスしかありません(笑)
救済の処置が全くない(フィールド上のアイテムなどを使って多少のパラメータ変化はアリ)ので、バトルが始まって即大技で全滅させられたりします。
そこにはフォートナイトのような遠くから、あるいは上の位置を取ってのスナイパー的なテクニックや、相手の攻撃をジャンプでピョンピョン跳ねてタイミングを外したり、建物を作って隠れたりの強者に抵抗する弱者の知恵も、バトル毎にランダムでアイテムが変わったりするお楽しみ要素もなく、
弱者は強者にできるだけ遭遇しないことを祈るしかありません^^;
弱いパーティーは隠れるか逃げることで、できるだけ戦わないようにして延命処置をするしかないので、そもそものこのゲームの”バトルをして50チームの中の1位を目指す”システムに反する動きになることもしばしばです。
できるだけバトルを避けたりしますから(笑)
戦うなら戦うで、それこそ”フォートナイト”のようにフィールド上で武器やアイテムの回収をしながらバトルをするならその時その時の運や展開も変わって面白いと思いますし、
逃げるなら逃げるで”第五人格”のようにはっきりと”追う”、”逃げる”で役割をしっかりと分けることができれば、そのバトル内での自分のするべき動きもはっきりとして遊びやすくなったと思うんですけど。
ユーザー同士のバトルにしたいのに、ドラクエのようなシンプルに遊べず、武器の最高レアが引けなければ課金者の餌食…という微妙な立ち位置になってしまった残念なゲームになっていました。
技や魔法はドラクエだっただけに、もったいない。
一試合にかかる時間も長かったのも不評の一つで、常に動いて楽しく戦っていければ時間がかかってもそんなに悪いイメージはないんですけど、隠れたり他のプレイヤーも逃げたり隠れたりしていると、どうしても一つのバトルに時間がかかります。
”ポケモンユナイト”も男爵はちょっと一試合が長いかなって思ったりしていましたが、~ユナイトの場合は各使用キャラによって課金とかじゃなく、チームの味方との動きとか技の選択なんかで局面を変えるチャンスが試合毎にあります。
ドラクエチャンピオンズの場合は、課金で強武器を手に入れる以外に、そのバトルでの局面を変えられる要素はほとんどなく、格上の相手がテンションが溜まった状態でレア武器で技を出してきたら、防ぐ手段がないので即退場させられます。
そもそもドラクエで他のプレイヤーとバトルをすることはあまり求められていなかった気もしますけど^^;
モンスター同士を戦わせる「ドラクエモンスターズスーパーライト」とか「ドラゴンクエストタクト」と何が違うのか?って言われると困るんですけどね(笑)
男爵がたまたま合わなかっただけで、好きだった人も多いとは思います。バトルロイヤル形式のゲームも流行ってますし。
でも、多くの人に受け入れられなかったことでプレイヤー数も自然に減少して、配信1年でサービス終了という、「ドラクエ」の冠を持ったゲームとしては異例のスピードで消えていく形になりました。
もうダメなのか?スクエニのモバイルゲーム
ほぼ無料で遊ばせてもらっている立場の男爵が、偉そうに語るモノじゃないとは思うんですけど、色々なゲームを遊べば遊ぶほど、スクエニゲームの課金激推しシステムが目立って怖くなるんですよね^^;
いくらでも課金するお金がある!…としても果たして課金するかな?って感じますし。
結局ガチャしか面白みがないゲームだと、やっぱり続かないと感じます。
「ドラクエ」も「FF」も新作が出たら買うんですよ、男爵。大好きですから。
大好きなだけに、モバイルゲームでのドラクエ、FFの”これじゃない”感が透けて見えちゃうんです。
ガチャしか楽しむ要素がないゲームになるんだったら、最初から1000円とか2000円の買い切りでゲームを配信してくれたほうがまだマシな気もします…。
もちろん男爵がおっさんになったってのもあるんですけど、普通にゲーム以外の時間にゲームのことを考えてワクワクできる時間ってないんかなぁって思います。
ゲーム好きならわかりますよね?授業中なんかに、(今日は帰ったら○○のレベルを上げてアノキャラの転職しよ)とか、(昨日倒せなかったあの敵、武器を〇〇に変えたらいけるんかな?)とか。
スマホゲームはお手軽に楽しめるだけに、家庭用ゲームのような壮大なワクワクは無理だとしても、小さなワクワクを毎日感じられるようなゲームを…..期待していますよ、スクエニ様♪
明日も世界に…ケチョップ!