なぜ?凶悪犯罪でも死刑にならない国、日本!ちょっと男爵の話を聞いてくれ!

記憶に新しい人もいてるかと思いますが、新幹線の車内で突然乗客を襲って一人殺害、複数人が負傷された事件…死刑ではなく無期懲役。

新潟県で発生した小学2年生の女の子をわいせつ目的で車で当たり、そのまま連れ込んでわいせつ、それから窒息死させて遺体を電車で轢かせる為に線路に放置…無期懲役。

大阪の心斎橋で発生した通り魔事件、何の面識もない二人を殺害…無期懲役。

埼玉県熊谷市で小学生の姉妹を含む6人殺害…無期懲役。

高速道路であおり運転の挙げ句無理やり停車させて、夫婦が後続車の追突によって亡くなった事件…無期懲役。

『犯罪者に優しい国』等とイヤミを言われるのも納得の判決です。

何度か記事にしている小4女児を虐待死させた事件、その母親の公判があり、判決は素人の男爵からは驚くほど軽い執行猶予付きの判決に...!

◯死刑になる条件

よく判決の時、特に死刑かそうでないのかを言われる時の基準になるのが「前例」「殺害した人数」「精神的な理由」「慎重さ、公平さ」、なんだかんだと加害者を守りたがります。

男爵思うんですけど、「殺害した人数」ってそんなの減刑の理由になります??

被害者のご遺族からすれば、「うちの子供一人だけ亡くなっただけだから加害者は死刑になる程も悪い事はしていない」なんて思うと思いますか?

ふざけるな!って思いの方が絶対強いと思いますよ。

屈折した考えなら、「じゃぁうちの子供だけじゃなくて別の子供も殺していれば死刑になってくれたのか?」って話です。

何の罪もない人の命を自分の感情や勝手な理由で殺害…でもその加害者はこれからも生きていける…おかしくないですか?

”公平性”を問うなら、被害者一人でも命を奪ったのなら、加害者も自らの命をもって償うべきだと思いますが。

それでも決して公平じゃないと思いますよ。片やまだ亡くなる必要の無かった、その犯人さえいなければ失わなくて良かったはずの命で、片や無慈悲に他人の命を奪った罪深い命…決してイーブンなはずはありません。

でもこの国では死刑ではなく無期懲役です。確率としては少ないかもしれませんが、数十年後には外に出てくる可能性もあります。

◯極端な話

”そんな事ありえないから”って言われると思いますけど、極端な話…

仮に1万人の犯罪者が一人で一人ずつ罪のない他人を殺害したとします。

でも誰も死刑にはならず、という事1万人の命が失われて、犯罪者の数はそのまま。

次に別の1万人がまた一人で一人ずつ罪のない他人を殺害…。

するとこの時点で犯罪者の数は2万人増加、被害者の命は2万人分失われる…。

殺人を犯した者の数は増えても、一人殺害しただけでは死刑にならない状態だと、どんどん犯罪者とそうじゃない人の数は逆転していきますよね。

皮肉で言ってるだけですので、そんな単純な話ではありませんが。

何もスーパーで1000円の万引きをした犯罪者に対して「死刑!」って言う訳じゃありません。

でも他人の命を身勝手に奪った加害者に対しては、その国の最高刑じゃないといけないのでは?と思うわけです、男爵は。

死刑制度が存在しない国なら仕方ありませんけど…。

◯裁判員制度も疑問

最近だと一審の裁判員制度の判決で死刑になっても、上告後の高裁であっさりとくつがえされて死刑じゃなくなる判決も目立ちます。

男爵は裁判員に選ばれたことがありませんので、その心情はあくまで推測なんですが、相当悩んで”死刑”の結論に辿り着いたと思うんですよね、裁判員の方達だって。

自ら下した判決で、ひょっとしたら一人の加害者の命を奪う事になるのかもしれない…でもそれだけの事をこの加害者は犯した…やはり極刑しかない…!

葛藤しながら下した決断…そしてその大役を自ら希望した訳でもないのにやらなければいけない…その重圧や相当なものだと思うんです。

それが次の2審であっさりと覆って無期懲役とか…。じゃぁこの制度は何やねん!って話です。

最初から一般の方の結論じゃなくて上告→覆すのがありきなら、何も”刑の重さ”なんかは決めさせないで、有罪か無罪かだけとかの事でいいんじゃないかと思います。

民主主義だとはいっても、男爵は今の犯罪に本当に民意が反映されているのかずっと疑問に感じています。

”前例が”、”殺害人数が”とか言いますが、遺族の方にとっては前例も数も関係ないんです!!

たった一人、たった一つの大切な命を奪われて、裁判まで長い間怒りや悲しみ、「あの時自分がこうしていたら、もっと側にいてあげられたら…」そんな自問自答を繰り返しながら生きてきて、

裁判になれば自ら殺してやりたいくらいの加害者の姿を見て、耐えに耐えながら裁判を迎えて出た結論が

やれ”過去の事件に照らし合わせると死刑ではない””加害者は当時神経喪失で””まだ加害者の年齢を考慮すると更生の余地があり…”、”本人に反省の態度が見られる事から”

等などの理由で極刑にならず加害者を生かす判決…。

◯中身を、そしてご遺族の思いを考慮して!

過去の事件の沿って考えると死刑ではない、なんて言いますが、例えば新潟県での小学2年生をわいせつ目的で車で当てて連れ込み、わいせつ行為をして殺害、電車に遺体を轢かせる為に線路に放置…

過去のどんな事件と照らし合わせたの??前例あるの?

そもそもね、ご遺族からしたら”過去の似たような事件”は関係ないんですよ。自分の大切な家族の命が失われた、過去の事件がどうこうじゃなくて、唯一無二の出来事なはずなんです!

冷たい男と思われるかもしれませんが、男爵は身勝手な理由で一人でも殺害したら死刑じゃないのかな?って思っています。

居酒屋で客同士がケンカになって、数発殴られた人がたまたま1発殴り返した…相手が転んで机の角で頭を打って、打ちどころが悪くて死亡…とかなら情状酌量の余地もあると思います。

速度も守りシートベルトも着用、車を運転していたら突然片手スマホ、耳にイヤホンの自転車が赤信号で飛び出してきて衝突、自転車の方が死亡…これも一概に車の運転手が100%悪い!とは言えませんよね?

なんでもかんでも極刑を声高に叫ぶつもりはありません。

でも、先に挙げたような犯罪は、どれも加害者が死刑を求刑、確定になってもおかしくない凶悪犯罪だと思います。

◯令和ですよ

むかぁし昔の犯罪事例の判決をずっと頑なに沿っていく…もちろん参考にするのは大事だと思います。

でも、少年犯罪一つとっても今やイジメの行為をスマホで撮影して拡散、教師を怒らせて軽く頭をはたこうもんならやれ”暴力教師”、”体罰”の声、

家出希望の少女を誘って誘拐、お酒や睡眠薬を使っての昏睡レイプ、更に撮影しての脅迫や二次レイプ。手のこんだオレオレ詐欺、離婚率増加に伴っての連れ子への虐待…

どんどん犯罪が凶悪化、発展していくのに、裁判の判決だけはずっと”過去の〜””前例は〜”の繰り返し。

いつになったら過去の事件や人数との比較…じゃなくてその事件一つの凶悪さに対して判決が出る日がくるんでしょう?

民意を聞く気があるなら、数人の裁判員じゃなくて、身分がしっかりと証明、確認できる一般人の声も届くような裁判にしてくれませんか?

「死刑に値するほど悪くない」と思っているのはその裁判の裁判官と加害者弁護の人達だけかもしれませんよ。

男爵が思うのは、裁判官は”無期懲役”、民意は”極刑”に分かれるなら、最終的に最も現実として被害を受けているご遺族の方達の意向に沿えばと思います。

裁判をして裁判員達からは”極刑”の結論。裁判官は”無期懲役”の結論。同じ判決ならもちろんそれでいいでしょうし、もしそうやって2つに割れた場合…、

被害者遺族の方達に「無期懲役」か「死刑」か選んでもらうようにできれば…。

結局の所一番その事件で影響を受けているのは被害者とそのご遺族な訳ですから。

裁判官の判決、数百万人の民意、それよりもご遺族の方達が一番複雑な思いを持ってらっしゃるはずです。

「最愛の家族を失った…その命を奪った加害者は当然死刑に値する!!」となれば死刑ですし、

「裁判官の方のおっしゃる通り、その加害者は死刑に値するほどの事をしたとは思っておりません」と考えるなら無期懲役に。

多くのご遺族の方達が納得していない、納得できない、という事は…現状の判決は甘いんじゃないかと思いますけどね…。

極端な話、ご遺族の方の思いが最も優先されるべきだと思いますけど。

弁護士の方、裁判官、そしてワーワー周りで感情的にこうやって騒いでいる男爵のような一般人…それよりも一番の被害者であるご遺族の方の出す判決が一番なのではないかと。

まぁ…こうやって男爵がボヤイた所で何も変わらないですし、これからも犯罪者に優しい判決は続くんだろうなぁとは思います。

明日も世界に……ケチョップ!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。