中学1年生の男女が遺体で見付かった寝屋川の事件で、被告の発言から感じる怒りと疑問点。

2015年に起こった、大阪の寝屋川市で中学1年の男女が遺体で見つかった事件…

数回の公判が行われています。

はっきり言って、男爵としてはツッコミどころ満載過ぎて、

この被告の言ってる事が全て正しいなら、亡くなられた二人の学生は

完全に”怪死”なの?

って思ったりしたので、少し思った事を書いてみます。

事件の概要なんかについては、気になる方、分からない方は

Yahoo!やGoogleで検索してみて下さいm(__)m

◯まず思うのが…

男爵が大前提で思うのは、

中学生くらいの子供を、夜中自由に出歩かせてた事にも疑問です。

もちろん事件を起こした犯人が悪いのは当たり前ですが、

捕まった被告が犯人にしろ、別な所に真犯人がいてるにしろ、

なぜ夜中に子供同士で遊ばせていたのかが気になります。

犯罪は、昼間より夜中、人が多い場所より少ない場所、

大人より子供やお年寄り、人数が多いより少ない数…の方が起こる確率は恐らく高いでしょうから。

わざわざ目立つ形で犯罪を犯したくはないはずですし。

ただ、今更それを言っても仕方ないですので、

この被告の発言に対しての疑問点を書きたいと思います。

◯車に乗った状況

ふつ〜に考えて、いくら夜中や朝方でも、

中学1年生が、見知らぬ40代男の車に自分から乗りますか?

被告「家まで送る為に声をかけた。無理やり乗せてない」

との事ですし、夜中に一度二人と会っていて、

明るくなってから再会したらしいです。

中学1年の二人は移動手段やお金も持ち合わせてないなら、

そこまで動かずに近くで朝を迎えていても不思議はありませんけど、

この被告はずっと車で周りを徘徊してたんでしょうか??

たまたま会って一度目にしたとしても、

数時間経って、また朝方に会って声をかけるとかあります?

しかも女子生徒が、『どこかに連れていって』って言ったとか。

いくら気さくな中学生と気さくな40代同士がたまたま会ったとしても、

中学生が見知らぬ男性、しかも自分の父親くらいの男性の車に自分から乗って、

どこか連れていって、とか言います?

被告は、「送るつもりだった」って言ってるみたいですけど、

結果、最悪の事態になってますからね。

◯車に乗ってから〜女子生徒〜

女子生徒は、『帰りたくない、京都に連れていって』

って話したらしく、

わざわざ”京都行きたい”とか言います?大阪の中学1年生が見知らぬ男に。家出だとしても。

で、被告は拒否したようで、拒否された女子生徒は、

『無理やり車に乗せられたって警察に言います』

って脅しにも近い言葉を言ったとか!

その後、女子生徒が携帯を触り出した時に、

“警察に通報される”

と思って怖くなったとの発言をしています。

はぁっ?って思うのは、

何も被告は悪い事をしていないのに、警察への通報云々が怖いとか。

確かに、最近は親切心で家出少年、少女を自宅にかくまうだけでも

“誘拐”に扱われる事もあり得る時代です。

ただ、この中学生達の場合は、地元で徘徊してる子供ですし、

警察に言われたら言われたで、普通に事情を話して、

警察だって親御さんに連絡を取って確認もするでしょうし、

やましい事がなければ警察を呼ばれても怖くないはずです。

むしろ、本当に家出をするつもりの中学生なら、

警察を呼ばれて家に強制的に帰される方が面白くないはずですし。

どうしてもこじれるのが気になるなら、普通は車から降ろすでしょ。

全ては中学生二人共遺体で見つかっているだけに、

被告の証言しかないのが悔しいですが。

男の子は”熱中症か何かで亡くなった”(被告談)、

女の子は”同乗者が殴って殺した”(被告談)らしいです。

◯車に乗ってから〜男子生徒〜

男子生徒に至っては更に謎な話で、

車に乗せてから体調が悪そうだったから、

被告が“睡眠導入剤を渡して飲ませた”らしいです。

その後、車内で息をしていない事を女子生徒が発見して、警察や病院に連れていく……事もなく、

なぜか山に捨てに行った、との事。

なんで、「体調が悪そう」→「睡眠導入剤」の流れになる?

ほんで、持ち歩いてんのか?いつも睡眠導入剤を。

百歩譲って、個人の日々の健康面もあるでしょうし睡眠導入剤をたまたま持ち歩いててもいいですけど、

何で見知らぬ男の子にそれを飲ませる?

車に酔ったにしてもそれを飲ませるのはおかしいし、

体調が悪く見えたって被告の証言が本当だとしたら風邪くらいをまず疑うでしょ?相手は子供ですし。

持病がないとしたら、徹夜でウロウロした疲労か、

せめて風邪くらいでしょ、まず考えるのは。

時期から熱中症も疑うのも分かりますけど、それでも睡眠薬はないでしょ。医者でもない男が。

でね、男爵許せないのが、

大人が見て明らかに体調が悪そうなんやったら、

それこそ自宅か病院、警察に連れて行けよって!!

その場に”睡眠導入剤”しかなかったとしても、

子供にそれを今飲ませるべきじゃないのは明らかでしょ?

アホな男爵でも分かりますよ。

どういった事にしても、男子生徒は本当に体調が悪かったのかも疑問です。

あくまでこの被告の言葉でしかありませんし、

一緒にいた女子生徒も殺害されているだけに、

体調が悪かったのか?勝手に男子生徒が亡くなっていったのか?

誰も分かりません。犯人以外は。

しかも、大量に摂取したようですし、睡眠導入剤を。

◯被告の過去

この事件で見つかった遺体は、粘着テープで縛られていたようで、

被告が事件同日にコンビニで粘着テープを購入している姿

防犯カメラに残っています。

そして、この被告は2002年に同じ寝屋川で男子中高生らを車に連れ込んで、

わいせつ目的で監禁していた罪で捕まっています。

8件中7件が男子中高生が被害者です…。

その時もナイフで脅しガムテープで手首を縛る手口で、今回の事件と

似てる箇所もいくつかあります。

”似てる”からまたこの被告がやった…とは言いませんが、相当の可能性があると思うんですけど…。

そして2014年の10月に出所。

今回の事件は2015年の8月13日に発生。

もしこの被告が話す事が全て真実で、親切心で車に乗せてあげた事で、

なぜか中学生達が謎の死を自然に迎えて、

なぜか粘着テープで固定、窒息死して、

何も悪い事はしてないのに山に遺体を捨てに行って…

相当ツイテない男ですよ、そんな話が真実なら。

遺体を捨てた罪(遺体遺棄)にはなるとしても、

他は自分は殺してもなく、偶然自然に若い男女共が亡くなる状態に

立ち会ってしまったわけですから。

過去の事件からしても今回の状況からしても、限りなく怪しいですし、

100人が聞いたらほぼ100人共がこの被告を怪しいと思うはずです。

監視カメラで確認は取れなかったらしいですが、

同乗者がいて、その同乗者が女子生徒を殴っていたとかの証言もしています。

でもその同乗者についての名前等は黙秘という…。

そして、後日この被告が話すには、

「パニックになって嘘をついてしまった。同乗者はいない」

と言い直ししているようで、それならそれで、

同乗者が女の子を殴って殺したとの証言…、

同乗者はいてないのに女の子は自然に亡くなったとでも??

これでこの被告が殺人罪にならずに、しばらくしてこの被告がまた世に放たれる…

ぶっちゃけかなり恐ろしいです。

また別の男の子がターゲットになってもおかしくありません。

◯全てがおかしい

亡くなった中学生の二人の死因は、首を圧迫させる等して起こった”窒息死”。

最後に会ったのがこの被告しかいてないのに、首の圧迫はこの被告のせいじゃないわけ??

  • 送るでもなく車に乗せる
  • 女子生徒から車に乗ってきた
  • 夜中に一度話して、朝方にまた二人に会う
  • 警察に通報はなぜマズイと思った
  • 男子生徒は本当に体調が悪かった?
  • 体調が悪いとしても、大量の睡眠導入剤を飲ませた理由は?
  • 亡くなる前に病院にも警察にも助けを呼ばず
  • 仮に自然死だとしても、なぜ遺体を捨てにいく?
  • 自分がたまたま乗せた子供二人が、たまたまその日に自然に亡くなる?
  • 粘着テープは誰が?何の為に?
  • 同乗者がいたって嘘までついて、自分は何もしていないとでも??

男爵からすると、限りなくこの被告は怪しいんですけど、

決定的な証拠もないようで、”殺人罪”にはならないかもしれません。

被告以外に話す人は存在しないだけに、

辻褄が合ってしまうと、全くのデタラメだとしても罪は軽くなるのでしょうか。

【追記】

控訴を取り下げた事で現在この山田被告の死刑が確定しています。

全てが全て「死刑」が当然!とはもちろん思いませんが、男爵個人的にはこの被告が犯人ならば当然死刑でも仕方がないくらいの事をしたと思っています。

ただ、その取り下げ自体を撤回するとかしないとかの話に今後なるかもしれませんので、まだ完全な結論は先なのかもしれません。

◯まとめ

ほんっとに嫌な事件ですし、もしもよ、もしこの40代の被告が

犯人なら、全部真相を語って、ご遺族への謝罪、何より

亡くなられた二人に対しての謝罪をしてくれよ、と思います。

男爵はただのおっさんですし、ここで叫んでもどうしようもないんですけど、

当事者以外は毎日を生きていく中で、

いつか世間も少しづつこの事件を忘れていくでしょう。

男爵も忘れていくと思います。

だから少しでも忘れないようにする為…この被告と出会わなければ、

今でも青春を謳歌して生きれたであろう中学生二人の無念を、

記憶から完全に無くさない為にこの記事を書きました。

明日も世界に……ケチョップ!

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